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熊になれない日
青いランプを買った、視界の左隅を照らしている。
澄み渡った青い空よりも、人工物が生み出す、ノイズの混じりの青が好き。
淡い思い出と、それが生み出す拷問のような、
甘すぎる珈琲を飲みながら、
ぐらぐらする椅子に腰掛けて、
愛し足りなさ故に、霊の吐息よりも薄い二酸化炭素を吐いて、
逃避行するなら、水曜日がいいなと考えたりしている、
冬眠の支度をしながら。
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